【鼻の下に残る、消えない傷跡】
僕の鼻の下には、今も消えない傷跡があります。 これは、Uber Eatsの配達中に起こした自損事故の「代償」です。
当時は「手軽だから」「夏は涼しいから」という理由で、バイクに**半帽(ハーフヘルメット)**で乗っていました。しかし、あの日、運命の一瞬が訪れました。
静岡の街中を走行中、前を走っていた車がウインカーを出した瞬間に突然の左折。 車間距離はそれなりに取っていたつもりでしたが、あまりに急な動き。咄嗟にフルブレーキをかけました。幸い、車への衝突は免れましたが、運悪くタイヤがロック。
僕の体はそのままバイクから前方へ放り出されました。
なすすべもなく、アスファルトに向かって叩きつけられたのは「顔面」でした。 半帽だったため、顎や口元をガードするものは何もありません。アスファルトの硬さと冷たさを顔面全体で受け止めた瞬間、頭の中が真っ白になりました。 「あ、顔が終わったかもしれない」
もしあの時、フルフェイスを被っていたら……。 今回は、脱サラして毎日必死に走る僕が、痛い思いをして学んだ「最強のヘルメット選び」についてお話しします。
【なぜ「フルフェイス」一択なのか?】
事故を経験して痛感したのは、**「配達員の走行距離は、一般ライダーの比ではない」**ということです。
- リスクの分母が違う: 11:00〜23:00まで、葵区・駿河区・清水区を駆け回ります。その距離はなんと200キロ、1日35件も配達していれば、事故に遭う確率は格段に上がります。
- 顔面を守る唯一の手段: 半帽やジェットヘルメットでは、顎のガードがありません。僕のように前に投げ出された際、顔面を守ってくれるのはフルフェイスだけです。一生残る傷になるか、最悪の場合、命を失う危険さえあるのです。
たとえ夏場に少し暑くても、自分の体と家族、そして将来を守るために、今の僕はフルフェイス以外は考えられません。
【効率を爆上げする「Bluetooth機能」の衝撃】
安全性の次に重要なのが、Bluetooth(インカム)内蔵であることです。これが配達の「効率」を劇的に変えました。
- 走行中に電話対応ができる: お客様からの場所確認や、サポートからの連絡。これまでは一度バイクを止めて、グローブを外して……とやっていましたが、Bluetoothがあればボタン一つで走行中に対応可能です。
- ナビ音声がクリアに聞こえる: 入り組んだ路地でも、ヘルメット内でナビの声がしっかり聞こえるので、画面を注視する危険が減り、道に迷うロスタイムもなくなりました。
- 「止まらなくていい」という解放感: 「止まる・降りる・操作する」という動作が削ぎ落とされるだけで、1日の配達件数に目に見えて差が出ます。
【僕が使っているおすすめモデルはこれ!】
最近は安価で高性能なモデルも増えています。「命への保険」と「時給アップの投資」だと考えれば、決して高い買い物ではありません。
【無事に帰るまでが「配達」です】
脱サラ奮闘記を書き続けられるのも、今こうして元気にUberで稼げているのも、生きているからです。 僕のような傷跡を、これから始める皆さんには作ってほしくありません。
「かっこいいから」「楽だから」ではなく、**「明日も笑顔で家族に会えるか」**を基準に装備を選んでみてください。フルフェイスとBluetooth、この組み合わせが、地獄を見た僕が出した「プロとしての正解」です。



コメント